岐阜市BRT「清流ライナー」を視察!
中央区では、勝どきや晴海地域などにおいて人口が急増しており、新しい公共交通の確保が求められております。そこで、今回は岐阜市を訪れ、BRTの取り組みについて 視察してまいりました。
BRTとは、Bus Rapid Transitの略で、バスレーンの導入など走行環境の改善によるバスの定時性や速達性の確保し、連節バスなど車両設備の高度化と合わせ、利便性・快適性を向上させた次世代のバスシステムです。岐阜市は、公共交通が利用しやすいまちを目指しております。その中で、幹線・支線・コミュニティバスが連携したバスのネットワークの構築を図っております。例えば、定時性の高い駅と主要拠点をBRTを導入することにより幹線利用者の増加を図り、さらに主要拠点から乗り継ぎそれぞれの地域へ支線として コミュニティバスが利便性を向上させて工夫をしておりました。
BRTは、全長約18m、全幅2.55m、定員が130名、座席数が46席、車椅子席が2台乗車可能でフルフラットのバリアフリー構造になっております。実際に乗車させて頂くと、特に揺れもなく、外国製のためシートも広く座りやすいため快適な乗車空間でした。市内の利用者においても、乗りやすい、バスに魅力がある、座れなくても乗りたいと思うなど多くの声が寄せられていたとのことでした。一方で、導入までの苦労やバス優先レーンの確保など難しい課題も指摘されました。 また、コミュニティバスについては、「市民協働の手づくりコミュニティバス」を基本としており、地域が主体となった運営協議会によりルート、ダイヤ、運賃などの運行計画を作成し利用促進の取り組みを実施しているとのことでありました。特に、車内のサポーターの方のご案内は好評とのことでした。今後もさらに調査研究してまいりたいと考えます。