「健康」をテーマに静岡県藤枝市を視察させて頂きました!
藤枝市は、「健康・予防日本一」を目指し、様々な取り組みを進めております。 厚生労働省主催の「第1回健康寿命をのばそう!アワード」の自治体部門で優良賞を受賞。市民・事業者・行政が一体となり、守る健康と創る健康の2つの側面から健康をサポートしております。特に、地域で選ばれた1000人の保健委員が活躍し、日頃から地道に健康づくりを進め、30年間自治会組織を基盤に取り組んできたことが大変重要であったと語られていたことが印象に残りました。
地道な取り組み等により、特定健康診査受診率が高く、2012年では47.2%と全国平均33.7%を大きく上回っております。その結果、内臓脂肪症候群について、静岡県が全国で最少となり、さらに藤枝市が県内1位と最も少ない状況です。また、がん検診受診率も高く、さらに後期高齢者の医療費が全国平均より20万円低いことも特長です。 藤枝市は、さらに健康への取り組みを強化していこうと考え、「“健康・予防日本一”ふじえだプロジェクト」を展開しました。歩いた距離を記録しながら東海道や奥の細道を仮想で旅する「バーチャルウォーキング」や、地域の宝を健康づくりに活用した「健康スポット20選」、ポイントを貯めて協力店でサービスが受けられる「健康マイレージ」など楽しく参加できる工夫を行っております。さらに、がん撲滅戦隊ウケルンジャーという子どもたちも親しみやすいキャラクターを作成し、子どもたちから家族に対して「検診受けた?」と問いかけて啓発していく工夫も行っているとのことでした。 今後、中央区におきましてもこれまで以上に健康寿命の延伸の取り組みを強化していくよう推進してまいります。お忙しい中大変素晴らしい視察をさせて頂き、ご担当の方々に心から感謝申し上げます。