「ブックスタート事業」などの取り組みを視察!
先日、葛飾区立中央図書館を訪れ、ブックスタート事業や子ども読書活動推進計画、図書館事業について視察させて頂きました。 ブックスタート事業は、0歳児健診などの機会に、「絵本」と「赤ちゃんと絵本を楽しむ体験」をプレゼントする活動です。そして、赤ちゃんと保護者が、絵本を介して心ふれあう時間を持つきっかけを届ける事業です。葛飾区では、平成17年度から事業を開始し3,4カ月健診時に保健所・保健センターにおいて意義の説明と地域のボランティアの協力を頂きながら絵本を読み聞かせしながらブックスタートパックを配布しております。 また、おひざにだっこのおはなし会事業を進めながら、3歳児を対象にセカンドブック事業もはじめております。セカンドブック事業は、3歳児健診時に本の引換券を郵送し、引換券を持って図書館に来館して頂き、本とともに親子で読み聞かせをする大切さや図書館利用などを説明します。 さらに、平成27年度からは「かつしかっ子ブック」事業が始まりました。 かつしかっ子ブック事業は、児童・生徒が読書に親しむ機会を積極的に支援するため、学校と図書館が連携し、葛飾区に住む学校教育のスタートに立つ小学1年生、思春期を迎え身体的にも心理的にも大きく成長する中学1年生に、それぞれ適した本がプレゼントされます。本は、教育委員会が選んだおすすめの本20冊から希望の本を1冊選んで頂き、より多くの本に自然に興味がもてるよう取り組んでおられるとのことでした。 ブックスタート事業については、全国で多くの自治体が実施しておりますが、葛飾区ではさらに拡充させ年代に応じてこのような事業を積極的に行っており、大変充実しております。ご担当者からは、様々な工夫をしながら課題を乗り越え、関係する各部署の方々やボランティアの皆様の温かいご協力が大切であると語られておりました。 また、地域の身近な図書館は、区民にとって必ずお役に立つ施設であるとの強い思いが事業の継続と発展に繋がっていると感じました。 ブックスタートは、単に本の入ったパックを手渡すことではなく、様々な工夫をしながら赤ちゃんと保護者が絵本を見ながらゆっくり心触れ合うひと時を持つきっかけを創出したり、子育て支援施設や図書館の紹介など母親への支援であるということも再確認させて頂きました。
子ども読書活動推進計画の説明や、図書館内も視察させて頂きました。大変お忙しい中視察を受け入れて頂きまして、心から感謝申し上げます。この度の視察を活かし、中央区においてもさらに事業の充実を推進してまいります。